研究課題
若手研究
本研究は、中世から近世初期にかけての『万葉集』享受の実態を、再編物や和歌・連歌等を通して明らかにし、享受史の再構築を行うことを目的とする。特に、従来の研究では調査対象となりにくかった、中世から近世初期にかけての再編(抄出・類纂等)を経た『万葉集』を研究の中心に据え、今後の研究の進展を見据えた基礎的な資料の整備を行うとともに、それらの実態を時代の学問史に位置付けることで、『万葉集』享受の全体像を明らかにする。