竹取物語の解釈・享受と絵画化に関する研究―物語絵の注釈的利用に向けて

• 研究課題/領域番号: 25K16196
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分02010:日本文学関連
• 研究機関: 静岡県富士山世界遺産センター
• 研究代表者: 青木 慎一 静岡県富士山世界遺産センター, 学芸課, 准教授 (01002732)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円); 2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
• キーワード: 竹取物語 / 竹取物語絵 / 竹取物語の解釈 / 竹取物語享受史 / 物語絵の注釈的利用

研究開始時の研究の概要

本研究においては、図版やデジタルアーカイブで公開される『竹取物語』の絵巻・絵本などの図様をもとに、絵画化される場面の傾向や情景の特徴を整理し、場面一覧を作成する。
また、絵画化される場面の整理と合わせ、国内の所蔵機関や所蔵者のもとで公開されていない竹取物語絵の調査を進め、絵画化の展開を広く把握する。竹取物語絵は作品ごとに情景の差が生まれやすいため、未公開作品の調査によって新たな情景が確認されることも期待できる。
以上の取り組みにより、描かれた情景から『竹取物語』の解釈や物語観を読み解くことで、『竹取物語』の注釈史を補完し、読みの更新を図る。