研究課題/領域番号 |
25K16200
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02020:中国文学関連
|
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
鄭 洲 神戸大学, 人文学研究科, 人文学研究科研究員 (70982370)
|
研究期間 (年度) |
2025-04-01 – 2028-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2025年度)
|
配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2027年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 中国近現代文学 / 女性文学 / 妾 / 家族 / 自己語り |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、中国大陸および台湾の近現代文学における蓄妾問題に関する先行研究を踏まえ、20世紀以降の華語文学(サイノフォン)における妾の表象を考察するものである。特に、五四以降の近代教育を受けた女性作家の多くが自身の妾家庭出身という背景に触れることを避けてきた一方で、冷戦終結前後には、自身あるいは母親世代の妾経験を積極的に回顧・描写する女性作家が増えている点に注目する。こうした変化を精読を通じて分析し、蓄妾制と女性作家の複雑な関係性を明らかにするとともに、蓄妾問題が近代以降の華語文学や中国系家族にどのような影響を及ぼしてきたかを多角的に検討することを目的とする。
|