研究課題
若手研究
アプリケーションソフトウェア「LINE」は2010年代以降,日本国内で最も広く利用されている連絡手段であるが,その特性はこれまで緩やかに変化してきた.しかしながら,長期にわたりLINEのデータを収集・公開する取り組みは乏しく,どのような言語使用の独自性や多様性が生じており,また,変わってきたかというプロセスは不明な点が多い.そこで本研究では,LINEの談話資料の書き起こしをもとに公開型のコーパスを構築し,特性のあり方と対応してどのような言語使用が生じてきたか通時的・共時的に分析する.