研究課題
若手研究
本研究は、中国語、ベトナム語、韓国語、タイ語を母語とする日本語学習者が、4年間にわたり継続的に執筆した作文データに基づき、受身・使役・使役受身のヴォイス表現に関する習得過程を縦断的に考察するものである。分析には「日本語学習者縦断作文コーパス(W-CoLeJa)」を用い、全ヴォイス表現にアノテーションを付与した上で、使用実態および習得の経年的変化を明らかにする。さらに、各母語話者間の共通点および相違点を比較検討することにより、日本語教育におけるヴォイス指導の効果的な方法論の構築を目指す。