研究課題
若手研究
本研究は、近代日本の代表的キリスト教社会活動家であった賀川豊彦(1888-1960)に関する海外の新聞雑誌・書籍・ラジオ・無声映画・教会装飾などにおける表象を網羅的に調査・整理したうえで、その国際的なイメージ形成および支援ネットワークの実態解明を目指す基礎研究である。海外における賀川の高い評価を可能にした国際支援ネットワークの構造を文化交渉の視点からグローバルに検証し、調査で得られたデータをもとにネットワークの基礎年表と視覚化マップを作成をすることにより日米関係、日系アメリカ人史、宗教と国際関係、メディアを通した文化交流史などさまざまな学問領域への波及効果が期待される。