アジア・太平洋戦争における大量死の医療史的研究‐学知・組織・植民地・医療資源

• 研究課題/領域番号: 25K16399
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分03020:日本史関連
• 研究機関: 愛知教育大学
• 研究代表者: 加藤 真生 愛知教育大学, 教育学部, 助教 (50980348)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2030-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2029年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2028年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2027年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
• キーワード: 薬草 / 植民地 / 軍医 / 軍陣医学 / 疾病

研究開始時の研究の概要

本研究は、アジア・太平洋戦争における大量死問題を規定した歴史的背景を医療史の立場から究明するものである。この研究では、（A）20世紀における国際的な軍事医薬学研究の歴史的展開と日本陸軍衛生部（国際関係）、（B）20世紀における日本陸軍衛生部の展開と地域社会・医学界との関係（軍医と組織）、（C）植民地における風土病研究と軍医（植民地）、（D）陸軍と医療資源‐薬草・薬学研究・伝統知（医療資源）という４つの観点に基づく分析を行う。これら４要素の相互関連性に留意し、有機的に連環させ、日本陸軍の軍事医薬学研究システムを実証的に描き出す。これにより、アジア・太平洋戦争を理解する新たな枠組みを提示したい。