研究課題
若手研究
本研究は、日本近世初期における公家と武家の身分について、その編成と認知のプロセスを、政権が一斉発給した知行充行状と公家社会の序列を記した補歴(ぶりゃく)の分析をもとに解明する。その際、戦国期の公家身分編成において重要な役割を果たした「役」に着目する。本研究により「公家」身分の本質を捉え、近世身分制への理解を深める。