17世紀イスタンブルの都市支配と異宗教間関係：宗派化と世俗化の展開

• 研究課題/領域番号: 25K16411
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
• 研究機関: 東京外国語大学
• 研究代表者: 守田 まどか 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (40896304)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2030-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2029年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2028年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2027年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
• キーワード: オスマン帝国 / イスタンブル / 近隣共同体 / 法廷記録簿 / 多宗教社会

研究開始時の研究の概要

本研究の目的は、宗教的に多様な住民を内包したオスマン帝都イスタンブルの街区を対象とし、17世紀における人々の結合関係の変容を明らかにすることにある。17世紀は宗教的に非寛容な政策がとられる一方で、都市社会の世俗化が進んだ時代である。宗派化と世俗化という二方向の動きのなかで、都市民の共同意識がどのように展開するのかを、法廷記録簿をもとに分析する。