研究課題
若手研究
痛ましい敗戦を経験した日本は戦後、唯一の被爆国として平和教育に精力的に取り組んできた。しかしながら近年、日本の戦後から続くこれまでの平和教育の在り様に疑問が投げかけられている。そして、さらには「戦争がなければ平和だといえるのか」についても、熟考すべき時機にさしかかっているといえる。本研究では、実物のヘリテージないしオブジェクトを教材とするPBLを活用した平和教育プログラムの開発を研究目的とする。「合意形成を求めず、全てのアイデアを有機的につなぐ」ことをめざす平和教育プログラムの開発は、平和創造に向けて大きな意義を有する。これにより、反戦教育からの脱却ならびに平和教育のパラダイムシフトをめざす。