研究課題
若手研究
本研究の目的は、中央ユーラシア牧畜社会における大型家畜の家畜化の過程、とりわけ人とウマの相互交渉のあり方を、馬具の制作と使用を比較検討しつつ、明らかにすることである。具体的には、モンゴル、カザフ、クルグズそれぞれの馬具の制作方法から、馬具を使用する調教・騎乗・使役技術までを調査する。本研究の成果は、中央ユーラシア地域における大型家畜の家畜化のプロセスを理解するための学術的議論に寄与する。