現代インドネシアの宗教性：イスラームとスピリチュアルの相克をめぐる人類学的研究

• 研究課題/領域番号: 25K16480
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分04030:文化人類学および民俗学関連
• 研究機関: 東京都立大学
• 研究代表者: 荒木 亮 東京都立大学, 人文科学研究科, 博士研究員 (90977620)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2030-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2029年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2028年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2027年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
• キーワード: インドネシア / 宗教 / イスラーム / スピリチュアリティ / ムスリム

研究開始時の研究の概要

ポスト・スハルト期と呼ばれる現代インドネシアは、イスラーム復興が社会的に興隆する一方、都市部における霊性（スピリチュアリティ）への関心の高まりや、村落社会における民間信仰の再活性化といった互いに異なる宗教的なダイナミズムが同時に展開している。
本研究は地方都市と村落社会でのフィールドワークを通じて、宗教や信仰にまつわる現地ムスリムの日常を民族誌的に記録する。そのうえで、事例を構造主義的な視点から分析的に整理することで、宗教に起因する様々な二項対立的な価値観や規範が併存する現地のダイナミズムを現代インドネシアにおけるムスリムの宗教性という視点から立体的に描き出す。