研究課題
若手研究
グローバル化が進む国際社会において、国際裁判の場で国内措置の国際法上の合法性が争われる事案が増えている。こうした状況は、国際法システムと国内法システムの役割分担ないし接合に関する「縦軸」の問題と、専門化が進む国際法システムの一体性を確保するために異分野の法制度を横断し、諸価値の調整を図る「横軸」の問題を提起してきた。「グローバル規制基準」は、国際裁判の文脈で生じる両問題の克服に資することが期待され、注目を集める概念である。本研究は、国際裁判を通じて形成されつつある「グローバル規制基準」概念に着目し、特に水紛争を切り口として、その実践的な機能と理論的な意義を明らかにすることを目指す。