所有権の帰属概念に関する基礎的研究--帰属概念の根源的相対性とその克服

• 研究課題/領域番号: 25K16533
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分05060:民事法学関連
• 研究機関: 岡山大学
• 研究代表者: 嶋津 元 岡山大学, 社会文化科学学域, 准教授 (70823392)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円); 2028年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2027年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
• キーワード: 所有権 / 占有 / 帰属 / 相対性 / 時効

研究開始時の研究の概要

本研究は、所有権の絶対性概念を批判的に検討することによって、所有権の帰属とは相対的に確定していくほかない性質のものであることを明らかにする。
特に、上記目的を実現するべく、二重譲渡の法律構成、占有と所有権との関係、取得時効の法律構成について、フランス法との比較法的検討を行うとともに、カント哲学を参照した哲学的検討を行う。