研究課題
若手研究
近年、日本では政府の統制強化を認識しつつも民主政治に満足する人が増えている。また、選挙で勝利した与党支持者が、ときに非民主的な態度を示す傾向にもある。本研究は、こうした矛盾を「選挙の公正さ」への信頼によって説明しようとする。日本人が選挙の公正さを重視することで他の民主的価値観を軽視している可能性(仮説①)や、選挙の公正さを前提に政権支持者が非民主的施策を容認する傾向(仮説②)を、実験手法によるウェブ調査で段階的に検証する。