研究課題
若手研究
これまで行ってきたスリランカ農村部でのグループによる貯蓄活動(「貯蓄グループ」)の事例、日本の戦前の農村部における地域金融活動の事例、特に明治維新前後の信用組合の設立から金融活動を行った事例などを調査する。そして、日本の農村部における金融システムが、現在のアジアの農村地域にどのように応用できるのかを探る。この目的を達成することで、資金調達の難しい途上国農村部の人々が、貯蓄の実践や有効活用により、資本を蓄積していくための最適な方策を提案できる。また、将来、同種の仕組みが他の貧困地域においても活用されるような提言となることが期待できる。