研究課題
若手研究
本研究では、法執行官の懲罰的・差別的な利己的選好や権限濫用による非効率性の解決可能性を適切なインセンティブ設計、法執行組織のガバナンス、司法制度の観点から以下を明らかにする。[1]法執行官の利己性や権限濫用による問題の解決可能性を政府による責任ルール(例:罰則)の観点から議論する。さらに[2]司法(裁判官)の役割と、利己的な政府や裁判官の可能性も考慮し[1]の研究を拡張して政治経済学的な観点から問題解決の可能性を議論する。こうした法執行プロセスの問題を考察し社会的に望ましい法の支配、司法制度、三権分立のあり方を明らかにする。