研究開始時の研究の概要 |
本研究は、職場におけるコミュニケーションに着目し、資源保存理論(conservation of resources theory) の観点から信頼関係構築のプロセスを追究するものである。資源保存理論は、人が価値を見出す物質、状況、個人特性などの資源を損失することから生じるストレス及びそれを回避しようとする動機づけに関する理論である(Hobfoll, 1989; Hobfoll et al., 2018)。本研究は、研究の不足が指摘されている「資源」の文化的影響を日本の文化的枠組みで探索的に研究することで、信頼及び資源に関する理論的発展に寄与するものである。
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