研究課題
若手研究
買物弱者支援として近年国内で普及している移動販売を対象に、①言語構造、②相互行為、③社会関係、の観点からコミュニケーションの実態を複合的に分析し、移動販売の実施状況との関係を明らかにする。複数の移動販売で、利用者の数や地理的環境等の実施状況を網羅的に調査し、①には言語学的な談話分析、②にはエスノメソドロジー・会話分析、③にはエスノグラフィーとインタビューの手法を用いて分析する。これにより、コミュニケーションに差異をもたらす要因を体系的に整理し、これまで事例報告に留まっていた移動販売のコミュニケーション研究を、横断的知見の提示によって進展させる。