研究課題
若手研究
小麦粉由来成分(水溶性アラビノキシラン65%硫酸アンモニウム画分)をガラスやステンレスなどの素材表面に予め付加しておくと、食中毒原因菌の付着を抑制する効果があることを見出し、この成分が原因菌を「つけない」ことを目的とした新しいタイプの食中毒予防剤として利用価値があることをこれまでの実験により明らかとした。しかしながら、これまで実験材料としてきた「強力粉(胚乳)」は食用として利用されている部位であることから、近年利用が増加しているもののまだまだ未利用部分の多い外皮の「ふすま」に材料を変更し、食中毒原因菌を「つけない」新しい食中毒予防法の開発を行う。