研究課題
若手研究
防災教育や地域防災、避難といった人にかかわる防災研究の分析や考察は、多くの場合、個人や二者関係にまで還元して行われている。たとえば、個人の防災意識・知識の高低や、介入者と被介入者という二者関係に基づいた分析である。こうした分析的視座では、本来、それぞれの防災実践にあるはずの集団のダイナミズムが捨象されてしまうことになる。そこで、本研究では、新たな分析的視座として三者関係という視点を導入し、日本国内、アジアや中米で行われている防災実践のダイナミズム分析する。そして、防災実践を推進するための新たな知見を得ることを目指す。