研究課題
若手研究
本研究は、外国人生徒、特に高校生世代へのキャリア教育の充実が求められる今日の状況を踏まえ、近年、雇用可能性の向上を重視したキャリア教育を推進する韓国の実践に注目する。とりわけ、①外国人生徒の雇用可能性を高めるために導入されている取組みの内容、②それらの取組みにおける多機関連携(地域のプラットフォームを含む)の特徴、の二点を明らかにすることを目的とする。具体的には、キャリア教育の全体的なガバナンス構造、職業系高校や大学との連携、地域支援センターの機能を分析し、さらに日本や欧州諸国の事例と比較することで、外国人生徒の社会的包摂を実現するキャリア教育のあり方を検討する。