研究課題
若手研究
乳幼児の摂食技能獲得は月齢に応じ概ね均一のパターンをとるが、この摂食技能獲得の時期に生じる様々な問題により年齢にそぐわない経口摂取障害が続く児がおり、Pediatric feeding disorder (小児摂食障害)と認識されるようになった。本研究は乳幼児の食欲特性とそれに伴う食行動の異常が、摂食技能の獲得、さらには成長・栄養状態、口腔・歯列の発育に与える影響を明らかにする。摂食技能評価として、摂食時に撮影した動画から、摂食技能発達指数を算出する。摂食技能の獲得の遅れや誤学習による停滞をきたす児について、食欲特性の指標と照らし合わせて解析し、小児摂食障害の潜在的なリスク因子を解明する。