研究課題
若手研究
地理学習は、「見たことのない事象、行ったことのない場所」を学ぶ特性から、多くの学習者にとって実感を得にくいという問題点がある。他方で近年、HMD(Head Mounted Display)を用いたVR(Virtual Reality)が普及しつつある。本研究では、地理教育でのこの種のVRの活用の可能性を検討すべく、まずは、地理教育の一つである野外の地理的事象の観察を室内で擬似体験できるVR教材を構築する。次に、その教材を用いて、高校生と大学生を対象に自然環境や防災をテーマに地理の授業を行う。最終的に、学習の成果物などの分析を踏まえて、既存の授業や教材と比較し、その有用性や教育効果を評価する。