研究課題
若手研究
理科の実験中に驚きの声を上げる子どもに合わせて、その実験を何度も目にしたはずの理科教師もあえて過剰に感嘆の声を上げて授業を盛り上げる。このような演技や演出の視点(社会学のドラマツルギー理論)から、理科教育を再解釈することが本研究の目的である。本研究では、小・中学校でのフィールドワーク調査、質問紙調査、インタビュー調査により、小学校・中学校の理科授業内外に見られる演技や演出について記述するとともに、演技の観点から理科教師の熟達過程を描き出す。