研究課題
若手研究
自然災害による災害ストレスは、長期間持続する様々な心理的問題を引き起こす。従来、災害前は主に物理的・技術的な防災対策に重点が置かれ、災害後に災害ストレスへの対策が行われていた。しかし、災害ストレスに対処するには災害後の対策だけでは不十分である。そこで本研究は、子どもの災害に対する心理的備えに着目し、自然災害発生時に災害に対する心理的備えが災害ストレスを緩和するか検証する。本研究は、災害後ではなく災害前の支援を着目し、従来の物理的な防災対策に加え災害ストレスを予防する防災教育の実践を目指している。本研究の成果は他の災害多発地域や国際的な防災教育の改善にも応用可能性が見込まれる。