研究課題
若手研究
我が国では成人期の注意欠如・多動症(ADHD)の治療ガイドラインが整備されておらず、成人期のADHDに対する認知行動療法(CBT)に関するエビデンスも乏しい。本研究では、既に開発している成人期のADHDに対する個人CBT(ADHD-CBT)の統一プログラムをもとに、①治療者に対するADHD-CBTの研修体制を構築して研修の評価調査を行い、②パイロット無作為化比較試験により効果検証のための大規模無作為化比較試験の実現可能性を検討する。また、③保険適用を見据えた費用対効果の予備的な検討を行う。本研究により我が国におけるADHD-CBTの普及と実装に向けたエビデンスの創出につながることが期待される。