研究課題
若手研究
我々が日常生活で目にする風景の知覚には様々な要素が関わっている。例えば,その風景が自然物中心であるか否かはざっと見るだけでも判断がつく一方で,細かなレイアウトの把握には詳細な観察を必要とする。このような知覚に関連する神経活動はこれまでの多くの研究で調べられてきたが,その全体像はまだ明らかではないうえ,十分な奥行き感を持つ刺激での検討は不十分である。そこで本研究では,時間分解能に優れた脳磁図と空間分解能に優れた磁気共鳴機能画像法から,立体感のある自然情景の知覚を包括的に解明することを目指す。