研究課題
若手研究
最適制御問題において、ダイナミクスが連立方程式や拡散方程式で記述される高次元モデルは、化学反応や感染症の拡大、生物の拡散などの多くの応用例を持つ。これらの問題に対する解法の一つとして、動的計画法に基づく偏微分方程式論がよく用いられている。しかし、境界条件の複雑さなどの理由から、前述のような現実的な応用例に対してどの程度有効であるかを数値解析的に検討することが重要である。本研究では、粒子系と呼ばれる連続時間確率モデルを用いて、これらの高次元(無限次元を含む)モデルにおける最適制御問題の数値解析を行う。