研究課題/領域番号 |
25K17386
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分15010:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する理論
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
末永 大輝 名古屋大学, 素粒子宇宙起源研究所, 特任助教 (90898909)
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研究期間 (年度) |
2025-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2025年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 軸性アノマリー / 2カラーQCD / 汎関数繰り込み群 / 線形シグマ模型 |
研究開始時の研究の概要 |
QCDでは、「軸性アノマリー」と呼ばれる量子的"異常"が発現することが知られており、この"異常"がハドロンに作用する機構はよく理解されている。一方高温・高密度系という「極限系」で、この"異常"がどのようにハドロンに作用するのか、その全容は謎に包まれたままである。本研究では、モンテカルロ数値シミュレーションが可能な「2カラーQCD」という仮想的な世界に着目し、ハドロン有効理論と汎関数繰込み群を用いて、極限系で軸性アノマリーがハドロンに及ぼす効果の究明を進める。本研究は、中性子星内部でのクォーク-ハドロン連続的転移や、η'中間子原子核の存在可能性など、多彩な情報を与えることに繋がる。
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