研究課題
若手研究
電弱相互作用の構造を形作るヒッグス粒子について、その自己結合の理解を深める為には LHC におけるヒッグス粒子の対生成事象探索が有効である。この事象の半数以上は 4つの b ジェットを終状態に持つものの、この信号は複数ジェットが b ジェットに誤同定される事による背景事象に埋もれてしまう為、b ジェットの同定性能の向上が鍵である。本研究では、この b ジェットの同定性能の改善を目指し、機械学習を応用した分別器および運動量などを再構成するアルゴリズムを開発する。開発したジェット分別器を、ATLAS 実験におけるヒッグス粒子対の生成事象探索に導入し探索を進める。