研究課題
若手研究
本研究では、系外惑星大気のロバストなスペクトル解析手法および物理・化学過程の理解の確立を目指して、現在の系外惑星観測の中心である恒星近傍の巨大惑星と同様の組成・温度の大気をもちながら、高い観測精度の得られる褐色矮星に対し系統的に、すばる望遠鏡の近赤外高分散分光器IRDを用いた高分散スペクトルの観測・解析を行う。これにより、系外惑星の大気観測で問題となっている3つの課題(大気スペクトルの波長分解能と解析手法、高温環境下における分子の吸収線リスト、大気の物理・化学過程)を解決する。