研究課題
若手研究
形成初期の銀河の解明は、銀河進化や銀河が宇宙へ及ぼす影響の理解に不可欠である。しかし形成初期の銀河は観測が困難で、ガスの直接観測がない。本研究では、近傍宇宙の形成初期銀河に着目し、可視分光と電波21cm 線観測の組み合わせにより、(1)形成初期銀河がどれだけ星形成の源となるガスを持つのか、ガス割合が予言通り高いのか、 (2)形成初期銀河の力学質量とDMハロー質量がどれほどで、形成初期銀河はDM 欠損銀河であるのか、解明することを目的としている。1年目は電波のデータの整約と既存の可視データの解析を行う。2、3年目は(1)と(2)についてデータ解析を行い、成果を国内外の研究会や論文誌に発表する。