研究課題
若手研究
「西オーストラリアに産出する世界最古の大型微生物化石群の生態系とその環境」は、地球史上最初期の生命がどのような環境に誕生し、進化してきたか?という問いに直結するため生物進化における最重要問題の一つである。近年の分析技術の進歩によって、曖昧に議論されてきた地球史初期の微生物生態系の姿が再構築されるようになってきた。ここでは高空間分解能・高感度分析装置の改良と手法開発を通して、太古代の35―29億年前にかけての6億年にまたがって連続的に産出する微生物化石群の生態情報を最大限引き出し、その代謝様式の限定・その生息環境を制約する。