研究課題
若手研究
申請者は地上側に高温超電導コイルおよび車両側に銅コイルを設置した非接触給電システムを提案し,超急速充電が可能で高効率な大容量非接触給電システムを実現することを目標として研究を進めている。一方で,車両側銅コイルは,小型・軽量・低損失化が要求されることから,100 A級の大電流通電可能な大容量リッツ線の開発が必要である。しかし,大容量リッツ線は,線材メーカーのノウハウで撚ることから,銅コイルの損失が増加する問題があった。そこで本課題では,リッツ線の等価回路モデルにより,リッツ線内部の電磁現象を明確にすることで,電磁気学に基づく“低損失な大容量リッツ線に適した導体構造”を提案することを目標とする。