研究課題
若手研究
動的システムにおいて、制御対象の直接的な計測が困難な場合がある。この場合、制御対象の挙動をリアルタイムで推定し、制御を行う必要がある。しかし、様々な不確実性から物理モデルには精度に限界があり、挙動の推定や制御が困難となる。本研究では、大水深海洋掘削システムを一つの適用事例とし、物理モデルとデータ駆動型モデルのハイブリッドモデルにより、計測不能箇所の挙動推定を行い、その性能を明らかにする。また、ハイブリッドモデルによる挙動推定を活用した制御手法の開発を行い、その性能を明らかにする。また、本研究で検討されるハイブリッドモデルや制御手法の他の海洋開発システムへの応用可能性についても考察する。