研究課題
若手研究
本研究は、自然災害の影響を繰り返し受けてしまう多重被災(repetition of disasters)という被害形態について、多重被災者の自己意識的感情、とりわけ自己否定を示す「情けない」という感情に着目して、被災者がたどるその後の生活再建過程にどのような影響を与えるのかについての実態把握および、そのモデル化を行うことを目的としている。そのために本研究では、2024年1月1日に発生した能登半島地震による被害を受けた石川県珠洲市・輪島市・能登町を対象とした郵送によるパネル調査を実施し、被災者の生活再建過程を継続的に把握・分析を行う。得られた研究成果については適宜、学会等での報告を行う。