研究課題
若手研究
ペルチェ冷却や冷熱の利用は日本のエネルギー戦略において重要な技術となる。本研究は、トポロジカル材料に焦点を当て、これまで種類が限られてきた低温領域(200K-400K)での高効率な熱電変換および熱電冷却技術の向上を目指した新規材料開発を行う。トポロジカル材料はその特異な電子バンド構造から様々な物理的性質を示すが、これまでの研究は主に単結晶試料における極低温(2K-200K)での物性解析に限られてきた。本研究は、材料合成実験と測定結果の分析を行い、物性発現メカニズムを解明するとともに、トポロジカル材料の熱電性能を向上させて実用的な低温熱電材料の開発をめざす。