研究課題
若手研究
サスティナブルな資源生産工場である植物において、その植物分子生産・制御機構には植物と他生物も含めた複雑なコミュニケーションが関与している。細胞外小胞は、有用植物分子の輸送キャリアであると共に、豊富な有用植物分子を含んだ植物資源であり、動物と同様に細胞間・個体間のコミュニケーション理解・制御の鍵となる。本研究では、天然の細胞外小胞のような高度な機能を有しながらも、人工的に粒子物性・化学特性を設計・制御できる均質な粒子を作製し、植物細胞間の分子輸送を介したコミュニケーションを、粒子物性を軸に統一的に理解・制御することで、植物分子の機能解明へ向けた細胞機能の基礎的知見を創出する。