研究課題
若手研究
集光レーザービームが誘起する物質捕捉現象(レーザー捕捉)を溶液に応用することで、様々な形状・多形の結晶を作製することができる。一方、これまでは溶質の捕捉過程を定量的に評価する手段が乏しかったため、結晶の形状・多形を制御するための指導原理は確立できていない。そこで本研究では、結晶の形状・多形を制御するためのレーザー条件を明らかにすることを目的とする。そのために、レーザー捕捉とラマン分光法を組み合わせた実験システムを用いる。本研究にて指導原理を築くことができれば、今後幅広い材料について所望の形状・多形を有する結晶を作製できるようになると期待される。