研究課題
若手研究
超短パルスレーザー加工は、次世代の加工技術として注目されている。特に、パルス幅が10 fs以下のsub-10 fsパルスを用いた加工は、誘電体を高品質に加工できることが知られているが、その詳細な理由は未解明である。本研究では、sub-10 fsパルスの特性を定量的に調査することで、その加工プロセスをより詳細に理解することを目的とする。具体的には、フェムト秒領域でのパルス幅と、キャリアエンベロープ位相(CEP)の違いが加工に与える影響を系統的に調査し、加工に寄与する物理プロセスのタイムスケールや電場依存性を明らかにする。