研究課題
若手研究
発光性ラジカルは、その開殻電子状態に由来した特異な発光特性を示すことから近年精力的に研究されている。特に、発光性ラジカル集積体は、開殻電子系ならではの機構に基づき、発光の磁場効果を代表とするスピン相関発光を示す。一方、ラジカル集積体におけるキラリティ・発光・スピンの相関については、これまでほとんど明らかにされてこなかった。本研究では、エナンチオピュアな発光性ラジカル・ラジカル錯体を多様に創製することで、ラジカルが示す円偏光発光及びその磁場応答性の系統的な開拓・理解を目指す。