直接的・間接的な結合形成に基づいたキラル集積錯体群の創出と円偏光発光特性の制御

• 研究課題/領域番号: 25K18052
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分34010:無機・錯体化学関連
• 研究機関: 東京理科大学
• 研究代表者: 小林 文也 東京理科大学, 理学部第一部化学科, 講師 (90884205)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2026年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2025年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
• キーワード: 機能性金属錯体 / キラル集積 / 溶媒蒸気応答性 / 円偏光発光

研究開始時の研究の概要

極性化合物・キラル化合物に代表されるような異方的な分子集積構造を形成する化合物は、強誘電性などの特異的な誘電特性や円偏光発光などのキラル物性を示すことから錯体化学・分子科学領域において広く注目を集めているが、固体状態における異方的な分子集積化および機能物性の自在制御には未だ至っておらず、革新的な分子設計指針の確立が求められている。本研究では、申請者により見出された溶媒蒸気曝露による分子集積構造変換が可能な溶媒蒸気応答性単核金属錯体群に着目し、キラル溶媒分子の配位結合および水素結合形成を利用したキラル集積化を行うことによって、溶媒蒸気に応答可能なキラル化合物群の開発とキラル物性の創出を目指す。