ロジウム二核錯体の二量化による超高効率な電気化学・光化学的水素発生反応の実現

• 研究課題/領域番号: 25K18113
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分36020:エネルギー関連化学
• 研究機関: 島根大学
• 研究代表者: 矢野 なつみ 島根大学, 学術研究院理工学系, 助教 (80845587)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2027年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2025年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
• キーワード: ロジウム錯体 / プロトン還元反応 / 人工光合成

研究開始時の研究の概要

申請者らが発見した分子触媒の分野では世界最高クラスの水素発生を行うロジウム二核錯体の更なる高効率化を目的として、同錯体を二量化したロジウム四核錯体の開発と、それらを使用した超高効率な電気化学・光化学的水素発生反応の実現を目指す。具体的には、ジカルボン酸や二量化が可能なリンカー配位によって二量化したロジウム四核錯体を開発する。開発したロジウム四核錯体は、水素発生効率の算出を含めた電気化学測定及びDFT計算の双方から水素発生機構を詳細に検討し、二量化することによって水素発生効率が向上する原因や、それらの結果を基に、更に高効率な水素発生反応を行う金属錯体触媒の分子設計指針を見出すことを目指す。