研究課題
若手研究
本研究は、世界的にも広く食品や医薬品の着色に使用されるブリリアントブルー(食用青色1号)が含有する様々な不純物を対象に、それらの構造決定および個別定量に向け、各不純物の新規合成および、以後の合成を必要としない分析法(シングルリファレンス法:SR法)の適応を試みる有機化学と分析化学からなる分野横断型研究である。将来的に不純物の生物学的特性の解明と分析法の社会実装を念頭に据えていることから、得られる合成・分析の成果はブリリアントブルーの品質管理をより高度に持続可能な形で実現することに資するものである。また、関連する他のスルホン酸化合物の高純度合成・分析にも応用できる波及効果が期待される。