研究課題
若手研究
熱ショック転写因子1 (HSF1) の活性化は、熱ストレスに応答するだけではなく、生活習慣病の改善に関わる多くの遺伝子群の転写を制御し、細胞の恒常性を回復させる。しかしながら、HSF1を活性化する天然有機化合物は報告例が少なく、新規HSF1活性化化合物の発見は、活性化合物の構造多様性を大きく拡大することが期待される。本研究では、高知県産未利用食用植物500種を研究対象とし、革新的な新規生理活性化合物同定法である分子ネットワーク解析とリアルタイムレポーターアッセイを駆使することで、迅速かつ効率的にHSF1を活性化する天然有機化合物を探索する。