研究課題
若手研究
温帯で栽培できる唯一の糖料作物であるスイートソルガム(日本ではアマキビと呼ばれる)は、バイオものづくりの最適な原料である。そのため、それらの遺伝的多様性や高糖性遺伝子座の解明は、高糖性品種の育種戦略において重要である。最近、東アジアの在来スイートソルガムは、アフリカ(ソルガムの起源地)由来の系統とは異なる遺伝的背景を持つ可能性が報告された。そこで、本研究では、日本在来種(アマキビ)を加えた集団を構築し、ゲノムワイド関連解析による東アジア集団の高糖性遺伝子座を同定するとともに、東アジアの高糖性遺伝子の起源や伝播を解明することを目的とする。