ウメの栽培化・品種分化における種間遺伝子流動の役割について

• 研究課題/領域番号: 25K18219
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分39010:遺伝育種科学関連
• 研究機関: 神戸大学
• 研究代表者: 沼口 孝司 神戸大学, 農学研究科, 助教 (70761831)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2027年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2025年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
• キーワード: ウメ / 遺伝子流動 / 選抜 / 栽培化 / 品種分化

研究開始時の研究の概要

栽培化および品種分化は、短期間のうちに新たな作物が生み出される過程である。果樹は他殖性、栄養繁殖性など特異的な生態を有するため、栽培化や品種分化のきっかけとして他種からの遺伝子導入が重要な役割を果たした可能性がある。代表者の過去の研究で、ウメを中心とした遺伝資源の解析から、ウメにアンズやスモモから導入され、選抜を受けたことが示唆されるゲノム領域が特定された。ここでは本結果について詳細に再確認するとともに、これらの領域に座乗する遺伝因子を明らかにする。さらにその変異に伴う内部環境の変化をとらえ、それが表現型に与えうるインパクトおよび栽培化や品種分化における役割について考察する。