研究課題
若手研究
近年はセルロースナノファイバー(CNF)の量産体制が整い、学術分野においてもCNF関連の論文数が飛躍的に増加している。しかし、そのほとんどがCNFを応用した材料研究であり、CNFの構造理解を進めた論文はわずかである。結果的に当該分野では、確証のない「もっともらしい構造」がCNF1本の構造として浸透しており、仮説を重ねた議論が散見され、実用化に向けた課題解決や機能開拓にも支障をきたしている。そこで本研究では、CNF固有の機能・性能に係わる、表面構造および接合界面を原子分解能で解明する。