研究課題
若手研究
Edwardsiella anguillarumによる感染症はマダイやウナギの養殖に甚大な被害を与えている。本菌の弱毒株の感染から生残した魚は強い免疫を獲得していることが期待される。本菌に対する免疫応答は、分類群が離れたマダイとウナギでは異なると考えられるが、本菌の示す毒性は両魚種とも類似していることから、これらの魚種で類似した免疫応答の中に本菌の感染から生体を防御する要因があると考えた。そこで本研究では、弱毒株ならびに再感染に対する生体防御機構を両魚種間で比較し、共通する免疫応答を調査することで本菌から生体を防御する免疫獲得のメカニズムを明らかにする。